読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

「僕の変な彼女」

漫画

昨日発売の今週のモーニングに三浦よし木さんの『僕の変な彼女』という作品が掲載されています。

モーニングの新人賞「MANGA OPEN」の東村アキコ賞&編集部賞をW受賞した作品で、昨日の発売前から東村アキコさん、吉田豪さんがツイートしていてとても期待していました。

読んでみたら、ぼろぼろと涙が流れてきて、なんで泣いたんだろう?と何度も読みなおすうち、自分の人生にとってものすごく大切な作品になりました。

東村さんも「人にこの才能を教えたくない(笑)。自分だけで独り占めしたい! 雑誌にも載せたくない(笑)。 」と仰っていて、わたし自身も「自分だけの大切な作品にしたい……!」と思うものの、その気持が大きくなりすぎて「みんなこれ読まないなんておかしいから読んでよ!」という方向に昇華された。

きのう、勢いに任せてオススメ!という旨ツイートしたのだけど、数人から感想が送られてくるくらいだった。

今日朝起きて、やっぱりあの漫画はもっと話題にならないとおかしいと思ったのでちゃんと書きなおしてツイートした。

ら、バズった。Dモーニングから画像をシェアする機能を使って、賞金についても触れ、あらすじも書いて、無料で読めるDモーニングのURLも貼った(モーニングを毎週楽しみに読んでいる自分的には、ぜひ買って読んで欲しいのだけど、無料で読めるならそのURLを貼らない手はないよね)。
でも、内容についてなにか述べるのは絶対に嫌で、「私がこの作品についてこう思ったからオススメなので読んで欲しい」とかそういうことじゃなくて、「みんなはどう感じるか考えて教えてほしい」と思ったので、ツイートに感想を書くのはやめた。

初めは、大学時代からの親友や、大好きなライターのお姉さんや、よくTwitterで絡んでくれる方々がRTしてくれた。呟いた時間、ちょうど新宿で線路に人が立ち入って山手線が止まっていたからTwitter見てて、RTしてくれていたのだろうかと思って嬉しかった。さらにその親友のフォロワーさん、ライターのお姉さんのライター仲間さんらしき方々がRTしてくれて、もうその先からの枝葉は分からないけれど、みんなフォローしている人がおもしろいと言ってる作品だから読んでくれていて、そこに私はいないんだと思う。

わたしはやっぱり好きなものについて好きと言うのが好きだ。そして、私の好きなものを私の好きな人達が好きになってくれたら、そのものについてなにか一緒に考えてくれたらもっと嬉しい。

大好きなラジオ「東京ポッド許可局」で、「映画館に映画を観に行かない人にどうやって観に行こうと思わせるか論」を話していたのを聞いたとき、きっと私がカッコよくなるしか無いんだとおもった。わたしがカッコよかったら、みんなそれを「おもしろいものかもしれない」と思ってくれるかもしれない。でも、「僕の変な彼女」を私の周りでおもしろいと思ってくれた人が数人でも、その先にその友だち、その友だち、って何人もの人が、友だちがおもしろいと言っているからこの漫画を読んでなにか感じているというのは素晴らしいことだと思った。

どこまでも届いても、わかりやすく、意図が伝わるように、好きを発信していくことを心がけたい。

驚くほど拡散されていっても、「私だけのものにしておきたい」みたいな気持ちはあって、でもきっと、読んだ人全員の「私だけのもの」になるといいと思った。

まだ読んでいない方は読んでから、最終選考の議事録もおもしろいので、ぜひ読んで下さい。

東村アキコ 今回のMANGA OPENの作品の中で一番好きです! というより読み切りとしては人生でベスト10に入る作品ですね。読んでて何回も泣きました。世に言う「不思議ちゃん」と呼ばれる女の子が「なぜそういう子になったのか」というのが描かれてて、そこがすごい。私は今までそのことについて、きちんと描かれている作品を見たことがないです。「不思議ちゃん」は生まれつき「不思議ちゃん」だと思われるのが普通なんですけど、そうじゃなくて「不思議ちゃん」になるに至る経緯が感情とともに描かれていて、それがすごくよくわかる、共感できるものになっている。自分でわざと変なことをして「あ、今変なことをしている!」って思い込むところとか、すごく共感できます。きっと変なことをしている人たちって、みんなこの漫画の女の子みたいな感じだと思いますよ。絵もすごくいい。私はこの絵も大好きです。

【新人賞】 第37回MANGA OPEN、全受賞作を決定した白熱の最終選考議事録を公開! - モーニング公式サイト - モアイ